「贈り物を包む心」〜世界と日本のラッピング文化の起源について〜

こんにちは!
regalo(レガロ)スタッフです。

みなさん、今年のクリスマスは誰にプレゼントを贈る予定ですか?
家族、恋人、友人、職場の同僚など、いろいろな人が思い浮かびますね。

ちなみに、プレゼントで忘れてはならないのが「ラッピング」。
プレゼントのラッピングは、贈る人の思いを形にする大切な文化です。贈りものをただそのまま渡すのではなく、包むという行為は、古くから世界各地で見られます。

そして、日本でも独自の発展を遂げ、特有の美学が生まれました。
今回は、ラッピングの起源から世界と日本の違いまで、歴史的な視点から見ていきたいと思います。

世界のラッピングの歴史

ラッピングの歴史は、古代エジプトにまで遡ります。

当時、贈りものは亜麻布や紙で包まれ、宗教的な意味合いも強く、特別な品物には装飾が施されました。そのあと、中国で紙が発明されると、紙のラッピングが普及し、贈りものの包装がいっそう一般的になりました。贈りものを紙で包む文化は、特に富と権威の象徴として、貴族や商人の間で広がっていきました。

ヨーロッパでも、17世紀ごろから上流階級の間でプレゼント包装の文化が定着していきます。特にビクトリア時代には、リボンや色つきの包装紙で贈りものを美しく飾ることが流行し、現在のラッピングの原型とも言えるスタイルが生まれました。20世紀には、アメリカでギフト用包装紙が量産されるようになり、ラッピング文化は一気に大衆化しました。

現代では、クリスマスや誕生日といったイベントに合わせたさまざまなデザインが楽しまれています。

日本のラッピングの歴史

一方、日本では「包む」文化が古くから根付いています。

平安時代には、贈りものを包むために布や紙が使われていたことが記録されています。なかでも特に有名なのが「風呂敷」です。風呂敷は、元々お風呂に行く際に衣服を包むために使用されていました。しかし、江戸時代には贈答品や荷物を包む布として広く利用されるようになりました。風呂敷は、ただ物を包むだけでなく、美しい模様や結び方により、贈る側の心遣いやセンスを表現する重要な役割も持っていました。

また、茶道の影響も日本のラッピング文化に大きく関わっています。茶道では、お茶を点てる道具や菓子など、細部に至るまで美しく包むことが重視されます。このようにして、日本の「包む文化」には、美意識や敬意が込められています。


現代でも、風呂敷や折形(和紙を折って包む技法)が伝統的なラッピング方法として見直されており、エコや環境に配慮したライフスタイルの象徴としても注目されています。

終わりに

ラッピングの歴史をたどると、世界各地で贈りものを大切にするための方法が発展してきたことが分かります。そして、日本独自のラッピング文化は、ただ美しく包むだけでなく、贈る人と受け取る人の心をつなぐ重要な役割を果たしてきました。

今ではさまざまなスタイルがあり、誰もが自由に楽しめるラッピングですが、古くからつづく文化と伝統を感じながら、心を込めて贈りものを包むのも素敵なことではないでしょうか。

このように、ラッピング文化には各国それぞれの歴史が反映されています。贈る心をより温かく表現するためにも、今年のクリスマスプレゼントはラッピングに少し工夫を加えてみてはいかがでしょうか。

regaloでは、クリスマス限定ラッピングのサービスもございます。

店頭スタッフが心を込めて、お客さまの大切なギフトにラッピングをさせていただきます。ぜひ田町付近でクリスマスのプレゼントに迷ったら、regaloへお越しください。

それでは今日はこのあたりで。
みなさまのご来店楽しみにしております♪

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