アガノユキツバキを開発された株式会社巴山組さんにインタビューをさせていただきました
こんにちは!
regalo(レガロ)スタッフです。
今回はregaloのなかでも特に人気なアガノユキツバキを開発された株式会社巴山組の猪俣様と上原様にインタビューをさせていただく機会をいただきました。
◆ 商品開発の経緯と阿賀町への想い
◆ Q.なぜ商品の開発をしようと思ったのか。御社のビジョン、理念などの背景をお伺いさせてください。
猪俣様:弊社は福島県との県境にある新潟県の阿賀町にあります。
人口が減少傾向にある地方の会社であり、80年間建設業を営んできた建設会社です。
特徴といたしまして、創業から80年以上、阿賀町以外の仕事を取ったことがなく、阿賀町を盛り上げたい、貢献したいという思いで建設業を続けて参りました。
阿賀町は人口減少、高齢化が進んでおります。阿賀町の勢いがなくなってしまうことを弊社でも避けたいと考えております。
もっと阿賀町を盛り上げたいというところで白羽の矢がたったのが雪椿という植物です。
雪椿という花は世界中で見ても、新潟県との県境の山々に主に咲いている貴重な花です。
阿賀町が発見・命名の地でございます。
しかし、阿賀町の雪椿を知っていますかと聞いてもほとんどの方は知らないと答えられます。
知っている方でも阿賀町と結びつく方はほとんどおりません。
椿同様の成分、保湿を持っているのに、認知されていないことが勿体ないと思い、弊社でできるのであれば、建設業ではなくても、街を盛り上げる一端として、商品を開発しようということで着手しはじめました。
気持ちとしては、建設業だけではなく、役に立てる可能性があるのであればなんでもトライしてみようという形で始まったのが、特産品の開発という流れになります。
大きな覚悟のもと、ほかに誰もやる人がいないのであれば、弊社で進めていこうと動きはじめました。
建設業は固いイメージがあり、ほかの業界に手をだすイメージがないと思われがちですが、そのなかでも勇気を持って、他業種でも挑戦してみようとチャレンジをさせていただきました。
◆ アガノユキツバキシリーズについて
◆ Q.商品は全部でいくつございますか。
猪俣様:全部で4商品のラインナップを揃えております。ひとつは食用オイルです。
飲むこともでき、料理につかうこともできるピュアオイルです。
また、ハンドクリーム、リップクリーム、ヘアオイルといった化粧品の3商品、合わせて4商品を弊社がラインナップとして揃えております。
◆ Q.商品の開発と雪椿がリンクした理由をお聞かせください。
猪俣様:雪椿の良さを一番引きだす方法を考えました。
花びら、葉っぱ、いろいろあるのですが、なによりも種から取れるオイルが成分ともに価値があると考えております。
オイルを抽出するために加熱圧搾をすると有効成分が減ってしまいます。
そのため取れる量は減りますが、成分は殺さずに、ありのままを絞った、もはや飲むことができる食用油をに楽しんでいただくことを大事に作製をいたしました。
二重ろ過を実現して、第一弾として食用オイルを作製したのが最初です。
ピュアオイルは作製にコストがかかります。つばき油は古来、髪の毛や肌に使用するイメージが強いです。
ピュアオイルでも可能ではありますが、食品以外のニーズを満たした商品も必要と考えました。
雪椿が強みにしているオイルの良さをより引き出せる商品がたくさんあると考え、
ハンドクリーム、リップクリーム、ヘアオイルなど市場調査をかけて、
どの商品がつばき系で求められているのかリサーチしたうえで強みを活かせる化粧品を作ろうとのことで、
ハンドクリーム、リップクリーム、ヘアオイルの順番で作製しました。
◆ Q.並行して別業務もされながら、雪椿の業務を進めているのでしょうか。
上原様:毎日掛け持ちで業務を進めております。
総務の仕事もしつつ、開発のときは開発の仕事も進めておりました。
◆ Q.原料にこだわりがあると思うのですが、普通のオイルとなにが違うのでしょうか。
上原様:ツバキのなかでたくさんあるのが藪椿と言われております。
雪椿そのものとして自生しているところが少ないです。
中山間地域にしか自生しておらず、ほかのオイルより希少性が高いことが特徴で、
成分としてはオレイン酸とビタミンEという有効成分が入っております。
藪椿やオリーブオイルにも含まれているのですが、雪椿のほうが含まれている量が多いです。
食用オイルですと、量は少なく販売していますが、生活習慣病の予防やふたつの有効成分が多く入っていることが違いかなと思います。
猪俣様:弊社の雪椿オイルは非加熱圧搾方式と言われる、20トンほどの力を加えて力のみで圧搾する方式をとっています。
ビタミンE、オレイン酸は熱に弱いので、ほかの市販の商品ですと、成分が減っている商品があるかと思います。
非加熱圧搾方式ってやっている商品は珍しく、そのなかでも雪椿で非加熱圧搾方式でやっているところはほとんどないと思われます。
雪椿の持つオレイン酸やビタミンEという有効成分をそのまますべての商品に入れているということが商品の特徴かなと思います。
猪俣様から、ご質問いただきました。
◆ Q.アガノユキツバキの使用感はいかがでしょうか。
薗田:軽く調整ができることがうれしいです。ヘアオイルって重いイメージがありますが、アガノユキツバキの商品は第一に軽く、男性にも人気です。また無香料で使いやすいと感じております。
◆ アガノユキツバキ各商品の特長
◆ Q.プレミアムオイルをどういう場面でつかうことがベストなのか、誰向けなのか。一言で言えばどういう商品かをお伺いさせてください。
猪俣様:プレミアムオイルは、雪椿の成分が濃縮された商品です。
どの商品よりも有効成分がはるかに多く含まれています。
有効成分を唯一体のなかに取り込めるのがプレミアムオイルの特徴です。
とろみ成分が、見て触れてわかるほどに濃縮度が高いです。
体のなかに取り入れてもらって、栄養にしていただけるという点では、弊社内でも唯一無二の商品ですし、全体の市場のなかでも珍しい商品じゃないかなと思っております。
加熱したほかの商品とは一線を画した商品となっております。
◆ Q.プレミアムオイルのおすすめの使用方法はございますか。
猪俣様:おいしさを求めると、ご飯を炊く前に釜のなかに2、3滴垂らしていただくと、炊き上がりが非常にふっくらとなります。
焼きものに垂らすことで、ほどよい香りやオイルの良さが出るため、おいしさが際立ちます。
サラダドレッシングや餃子のタレなど熱を加えない状態でオイルやドレッシングとして使っていただくと、栄養成分をそのまま体に取り入れながら香りを楽しんでいただけます。
用途によってさまざまな楽しみ方がございます。
上原様:オイルにクセがなく、使い方は多岐にわたります。
健康油と同様に使っていただければと思います。
食品ではありますが、美容にもご使用いただいている方がいらっしゃると伺っております。
◆ Q.ハンドクリームの強みについてお伺いさせてください。
猪俣様:油そのものの浸透がよいということと、ベタつかないということが特徴です。
水仕事などでベタつきを気にされる方でもご使用いただけるような商品だと思います。
雪椿のオイルの保湿力があるので手はしっとりします。
◆ Q.リップクリームの強みついてお伺いさせてください。
猪俣様:全部の商品にとおして言えることなのですが、雪椿が植物由来ということもあり、
ほかの成分も植物由来のものを配合していただくようにメーカーさんと協議して配合しております。
自然由来の成分を配合している商品になります。香料は入れたほうがいいのではという話もあったのですが、
あくまで香料というところで化学製品が含まれてしまうため、香料も含めてできる限り自然のものでやっていこう、
というところで香料もなくして、自然由来を大事に作製いたしました。
◆ Q.ヘアオイルの強みについてお伺いさせてください。
上原様:雪椿オイルだけですとベタつくので、メーカーさんからいろいろ試供品をいただいて、
このオイルとほかの成分がマッチするかどうか自分達で確認をしながら作製した背景がございます。
実際に触ってみて、確かめながら製作したというところもアピールポイントかなと思います。
◆ パッケージへのこだわりとこれからのビジョン
◆ Q.パッケージへのこだわりについてお伺いさせてください。
猪俣様:ハンドクリームに関してはデザインに2年くらい時間をかけて、試行錯誤をしたデザインです。
リップクリームやヘアオイルも時間をかけてデザインを考えてきた商品でございます。
商品がどのように雪椿の雰囲気や良さを伝えることができるかを意識して作製しました。
具体的には阿賀町の雪に覆われながらも冬を越し春を待ち続けながら頑張る人々のこと、
雪椿の花の凛々しさ、強さ、清らかさを白を基調としたデザインで表現し、
雪椿や阿賀町のストーリーの良さを知っていただくようなデザインにしたくて狙いました。
◆ Q.これからのアガノユキツバキの商品がこうなっていったらいいなというビジョンや努力している理由をお伺いさせてください。
上原様:わたし自身の話になります。
わたしは就職を機に阿賀町へきました。阿賀町に来るまで阿賀町のことを知らなかったということがありました。
きっかけとして、ほかの方々にもお土産をとおして阿賀町を知ってもらったり、雪椿という資源があるということを
商品をとおして知ってもらう人が増えていってほしいなと願っていることがあります。
その思いに付随するように販路をどんどん広げていきたいと思っておりますし、商品をきっかけに阿賀町を知ってほしいということが一番です。
猪俣様:雪椿、阿賀町を知ってもらえるひとつの手段として活躍してくれるようなひとつのランドマークに育てたいと思っています。
雪椿の知名度もこれからですし、発見命名の阿賀町のつながりもなければ、阿賀町自体が知られていない街という現状です。
これから先、いつか雪椿がある阿賀町、雪椿といえば阿賀町というように商品を育てることができたらこれ以上うれしいことはないなと思います。
その将来に少しでも近づけるように努力をし続けたいなと思っております。
◆ 最後に
株式会社巴山組 猪俣様、上原様ありがとうございました。
今回のインタビューを機に、よりアガノユキツバキの商品が好きになりました。
生産者の方々の背景や作製に関わる想いを知り、よりたくさんのお客さまへ商品が届くように、regaloでもどんどん推していきます。
regaloでは、プレミアムオイル、ハンドクリーム、リップクリーム、ヘアオイルを取り揃えております。
気になる商品がございましたら、お気軽に店頭スタッフへお申し付けください。
価格
プレミアムオイル 5,400円(税込み) ※中央前
ハンドクリーム 2,970円(税込み) ※中央後
リップクリーム 2,200円(税込み) ※左
ヘアオイル 4,800円(税込み) ※右
それでは今日はこのあたりで。
みなさまのご来店楽しみにしております♪
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