【SDGs】食用バラ農家『ROSE LABO』のフラワーロスへの取り組み
こんにちは!
SDGsについて勉強中のregalo(レガロ)スタッフです。
今回は、SDGsの目標の中で、『つくる責任 つかう責任』について勉強したことと合わせて、regaloでも取り扱っている『ROSE LABO』の取り組みや商品を紹介していきます!
『つくる責任 つかう責任』は持続可能な生産と消費のながれを作ることも目的にしています。
現代、生産効率が向上し、大量に物が生産されています。
しかし、生み出すための資源には限りあるため、現状も見直していく必要があります。
水資源やエネルギー資源など様々な問題が関わっており、近年では『フードロス』問題が頻繁に取り上げられるようになりました。
フードロスとは、まだ食べられる状態の食品であるのにもかかわらず、大量の食品が廃棄される問題です。世界で約1/3程度の食糧が廃棄されており、日本では約600万トン強もの食糧が廃棄されています。
そして、フードロスと同様の問題が生花業界でも注意喚起されています。
(参考:https://sus.i-goods.co.jp/columns/1282)
フラワーロスの実態
フラワーロスという言葉を聞いたことはありますか?
「フラワーロス」とは、綺麗に咲いているにも関わらず、廃棄されてしまっている生花のことです
どういった花が廃棄されているのかというと、サイズ・品質の規格を満たしていないものが廃棄されています。
さらに、コロナ禍では、結婚式やイベントの自粛により、生花の需要が落ち込み、規格内のものであっても廃棄されています。
収穫される際に市場に流通するには不揃いであったり、すこし傷がついていたりすると、その多くが出荷されずに廃棄されます。花も同様に販売するときの規格から外れていると、廃棄処分されてしまっています!
コロナ前、花の国内消費は法人が28%を占めていましたが、コロナの影響でほぼ0になっています。
(参考:https://www.maff.go.jp/j/seisan/kaki/flower/attach/pdf/index-27.pdf)
フラワーロスは、コロナで顕著になり、取り上げられるようになりましたが、元々花業界として深刻な課題を持っています。
(参考:https://nol-share.com/36)
フラワーロスが発生している原因としては、2つあります。
①生産の流れがプロダクトアウトである
花の需要は時期によってばらつきがあるため、需要の見込みを立てることが難しく、農家の作りたいもの、作れるものをベースとして生産しています(プロダクトアウト)。
そのため、需要と供給のバランスが崩れて、生花の需要以上に供給が行われた場合、市場に出荷することができず、せっかく咲いた花をそのまま廃棄することもあります。
②生花の劣化スピード
店頭に陳列する前の運搬時等に花が劣化して廃棄になることもあります。
一般販売が可能な期間を経過したら、売ることができず、そのまま廃棄しなければなりません。
『つくる責任 つかう責任』に取り組んでいる食用バラ農家『ROSE LABO』
『ROSE LABO』はフラワーロスの課題解決に取り組んでいます!
ROSE LABOは、埼玉県深谷市で農薬不使用の食用バラを栽培し、そのバラを原料とする化粧品や食品を開発、販売しています。
ROSE LABOの代表である田中綾華さんは、大学時代に元々は特に目標もなく、流されるままに生きてきた所から『食べられるバラ』との出会い、バラ農家に弟子入りし、ROSE LABOを立ち上げたそうです。
(参考:https://agrijournal.jp/aj-market/49757/)
2020年、ROSE LABOは、コロナの影響により飲食店が自粛したことで各種イベントが全てキャンセルになったそうです。
相次ぐキャンセルにより出荷先を失った食用バラを有効活用し、社会のためになる加工食品と化粧品を開発・販売しています。廃棄待ちの食用バラを活かし、『ローズウォーター』、『ローズエキス』に加工し、この2つを原料として『ローズバリアスプレー』の販売を開始しました。
(参考:https://www.foods-ch.com/news/prt_89528/)
- ローズバリアスプレー(税込 1,650円)
アロマハンド&マスクスプレーで、こだわりが詰まった商品です。
サトウキビ由来のエタノールが60vol%含まれているので、手の消毒ができます。
また、6つの美容保湿成分を含んでいるので、消毒による手の乾燥を防ぎつつ、保湿してくれます。
香りはオリジナルブレンドで、ローズ、ラベンダーをベースとした爽やかなハーブの香りが、マスク着用時のストレスを和らげてくれます。
こちらはregaloでは取り扱っておりませんが、公式オンラインショップで購入いただけます。
フラワーロスの課題に取り組みながら、コロナ禍のニーズに寄り添う商品の展開をしていることが分かりますね。
regaloでは、ROSE LABOのこちらの商品を取り扱っております。
- ローズクレンジングバーム 税込4,400円(下記1枚目の写真右)
食用バラと13種類の美容保湿成分を配合しており、肌に潤いを与えながらポイントメイクや毛穴汚れを落としてくれます。クレンジングしつつ、バラの香りがリフレッシュしてくれます。
- ローズリップグロス 税込2,750円(下記1枚目写真の真ん中)
食用バラと18種類の美容保湿成分を配合しており、唇に乗せれば華やかな印象を与えつつ、唇に潤いも与えてくれます。色味はローズレッド、ピンクベージュ、テラコッタと3色展開となっています。
- ローズマルチミスト 税込3,850円(下記2枚目の写真)
美容保湿オイルが含まれている2層式の化粧水です。水分と油分が8:2の割合で含まれており、水分と油分のバランスが優れた理想の肌状態に保ってくれます。顔はもちろん、ネイルや手のケア等マルチに活用できます。
まとめ
今回は、SDGsの目標の中で、『つくる責任 つかう責任』について勉強したことをシェアしつつ、フラワーロスを活用した商品の展開をして課題に取り組んでいる食用バラ農家『ROSE LABO』について紹介しました。
私も日常で使う物の背景を知り、課題解決に取り組んでいる商品に置き換えてみるなどトライしていきます。